大型第二種自動車免許の取得方法

大型第二種自動車免許(以下大型二種免許という)を取得する場合、①「教習所を利用する」と②「運転免許試験場での直接受験」の2通りの方法があります。

① 指定自動車教習所を利用する

公安委員会から指定された教習所(指定自動車教習所)、大型二種自動車に必要な学科や技能(実技)を学び、卒業検定に合格すると、運転免許試験場での技能試験が免除されます。指導員の指導の基に知識や技術を学びますので、確実に運転技術や知識の習得できますし、試験場での直接受験よりも免許取得難易度が下がるので、お薦めです。 ※所持免許により、教習所での教習内容や教習時間数が変わります。

② 運転免許試験場(免許センター)での直接受験

教習所には通わず、住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験します。まず学科試験が行われ、次に技能試験が行われます。合格後、取得時講習や応急救護講習を受講しなければなりません。技能試験の難易度が高く、合格後も講習を受ける必要があるなど、短期間での取得が難しい場合が多いです。※所持免許により学科試験や取得時講習が免除されます。

指定自動車教習所に入学する場合

[入学資格]
年齢 満21歳以上
視力 両目で0.8以上であり、かつ片目で0.5以上であること。(眼鏡、コンタクトレンズを使用可)
三桿法の奥行知覚検査機により2.5mの距離で3回検査し、その平均誤差が2cm以下であること。
色彩識別 赤・青・黄色の3色の識別ができること
聴力 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聴こえること(補聴器可)
学力 普通の読み書きができ、その内容を理解できること。
運動能力 自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと。
身体に障害をお持ちの方は、事前に各都道府県の運転免許試験場(運転適性相談窓口)にて適性相談をお受けください。
その他の条件 以下の条件に該当する方は、運転免許を取得することはできません。
1. 自動車等の安全な運転に支障のある障害や一定の病気がある又は過去にあった場合(例 てんかん・そううつ病・統合失調症などの精神疾患、認知症、脳卒中等)
2. 交通違反や事故などで行政処分を受け、欠格期間が終了していない方
行政処分を受けた場合でも、欠格期間が終了していれば、取得可能です。
指定自動車教習所に入校して、再度免許を取得する場合、「取消処分通知書」「運転免許経歴証明書」等の書類が必要となることがあります。教習所の窓口に、必ずお問合せください。 書類が必要な場合は、各都道府県の自動車安全運転センターにて発行してもらうことができます。

[教習の流れ]

① 適性検査
大型二種免許の教習を受講する資格があるかどうかを入校前に確認します。視力や聴力などの検
査を行い、また運転に関する状況判断や行動の正確さなどを自覚していただく検査も行います。

② 第一段階

【学科教習】
第二種運転免許の意義、法規履行、旅客自動車に係る法令知識、身体障碍者への対応を学びます。
■普通二種免許、AT普通二種免許・中型二種免許をお持ちでない場合
先行学科(第二種運転免許の意義)1時限+第一段階学科教習6時限の計7時限受講する必要があります。
■普通二種免許・AT普通二種免許または中型二種免許をお持ちの場合
第一段階学科教習の全てが免除されます。

【技能教習】
技能教習第一段階では、車両特性に応じた死角や鋭角、隘路、狭路、方向変換・縦列駐車等車両感覚及び旅客輸送を想定した走行の習得します。
■大型免許をお持ちの場合
第一段階技能教習を8時限受講する必要があります。
■中型免許(限定なし)をお持ちの場合
第一段階技能教習を10時限受講する必要があります。
■中型8tをお持ちの場合
第一段階技能教習を12時限受講する必要があります。
■普通免許をお持ちの場合
 第一段階技能教習を15時限受講する必要があります。


大型免許をお持ちでない方は、第一段階の学科と技能が
全て修了すれば、修了検定を受験します。

③ 修了検定(技能検定)

合格すれば仮免許証の交付を受け路上教習を行うことができます。

④ 第二段階

【学科教習】
安全運転の知識、危険予測、第二種応急救護、自動車の機構と保守点検等高度な専門知識を習得します。
■大型免許、中型免許(限定・ATを含む)、普通免許(ATを含む)をお持ちの場合
第二段階学科教習12時限を受講する必要があります。
■普通二種免許、AT普通二種免許、中型二種免許をお持ちの場合
第二段階の学科教習は免除されます。

【技能教習】
第二段階では、危険を予測した運転、旅客輸送を念頭において、旅客の安全性に気配りした主体的な運転
先急ぎ、夜間、悪条件下における運転の危険性について習得する。
■大型免許をお持ちの場合
第段階技二能教習を10時限受講する必要があります。
■中型免許(限定なし)をお持ちの場合
第二段階技能教習を14時限受講する必要があります。
■中型8tをお持ちの場合
第二段階技能教習を17時限受講する必要があります。
■普通免許をお持ちの場合
 第二段階技能教習を19時限受講する必要があります。

⑤ 卒業検定(技能試験)
第一段階、第二段階での技能教習で学んだことを確認する運転技能試験です。試験官による採点を受け、持ち点100点からの減点方式で70点以上が合格となります。卒業検定は、まず教習所内で、鋭角コース及び方向変換・縦列駐車の確認を行い、路上検定に移ります。

⑥ 卒業

卒業したら各都道府県の運転免許試験場に行きましょう。
 二種学科試験に合格すれば免許証を交付してもらえます。普通二種免許、中型二種免許があれば学科試験も免除されます。

【免許の申請手続きに必要な物/費用】
・卒業証明書(指定教習所で卒業試験合格した人のみ) ・住民票の写し(発行後6ヶ月以内の本籍地の記載があるもの) ・顔写真(撮影後6ヶ月以内。縦30mm×横24mm) ・筆記用具 ・印鑑(認め印で可)
・メガネ、コンタクトレンズ(視力矯正が必要な人の場合) ・転免許申請書(試験場で配布)
・受験票(試験場で配布) ・費用(受験料1750円+交付手数料2050円の計3800円)
※記載費用は、法令で定める標準額です。詳しくは、各都道府県公安委員会または運転免許センター(試験場)にご確認ください。

⑦ 規定の教習時限数
保有免許 大型 中型 8t中型
学科 19 19 19
技能 18 24 29